体が小さくても飛距離アップは可能 専門家が語る「インナーマッスル」の秘密
プロも指導する木村匡宏氏「動きの質を上げるのはインナーマッスル」
小学生からプロまで幅広くサポートしているトレーナーの木村匡宏さんは、パフォーマンスを最大限に発揮する体の使い方やトレーニングを選手に伝えている。特に大事なのが体の深いところにある「インナーマッスル」。上手く使えると球速や飛距離アップにつながるという。
木村さんは選手によって力が入る姿勢が異なる「パワーポジション」を重視し、パフォーマンスを最大限に高める体の使い方を指導している。出演している野球育成技術向上プログラム「TURNING POINT」では、球速アップにつながる肩甲骨の動かし方やトレーニング方法を解説。9日に同プログラムの会員限定で開催されたオンラインイベントでは講師を務め、体の上手な使い方を説いた。
「インナーマッスルの反応が早いほど、動きの質が上がります。そんなに体は大きくないのにスイングスピードが速い選手、飛距離が出る選手はインナーマッスルの働きが高いケースが多いです」
上手く使えれば、球速アップや飛距離アップが期待できるという。体の深部にある関節に最も近い筋肉で、ほとんどが1つの関節につき1つ付いている。大きい筋肉は関節をまたいで付いており、関節を安定させる役割がある。