法大の最速157キロ右腕・篠木が8回無失点 監督は継投悔やむ「勝たせてやりたかった」
篠木は最速155キロをマーク…8回を投げ5安打8奪三振無失点
法大は9日、神宮球場で行われた東京六大学野球春季リーグ戦の慶大2回戦に2-3で敗れ、このカードの対戦成績を1勝1敗とした。初回に2点を奪い、先発した篠木健太郎投手(3年)が8回無失点と好投するも、9回に2番手・吉鶴翔瑛投手(3年)が3点を奪われて逆転負けを喫した。
最速157キロ右腕の篠木は初回から155キロをマークするなど、アクセル全開。終盤まで崩れることなく試合を作った。「試合を通して自分のストレートを投げ続けることができたた。真っすぐでよく押せていたかなと思います」と振り返った。
8回には連打を浴びて1死二、三塁のピンチを招くも、橋本駿外野手(4年)を三邪飛、本間颯太朗内野手(3年)を高めの直球で空振り三振に斬った。「練習の時に大島さん(助監督)が勝負どころでもうひと踏ん張りできる力を持っておかないと勝負できないという話をされていて、8回にもう1回ギアを上げられたのが良かったかなと思います」とうなずいた。
加藤重雄監督は「結果的に継投をミスした。吉鶴の調子が良かったので迷わず変えたんですけど、慶応さんのバッティングが上回った。篠木を勝たせてやりたかった」と話した。8日の試合では慶大相手に10得点大勝と好スタートを切ったが、連勝はならず。勝ち点をかけて10日の3回戦に臨む。
(上野明洸 / Akihiro Ueno)
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