大谷翔平を「毎日見られるのは特権」 “兜担当”が感心する真摯さ「成績に反映されている」
エ軍加入のフィリップス、兜担当は「私から役割を引き受けた」
■エンゼルス 6ー4 アストロズ(日本時間9日・アナハイム)
大谷翔平が所属するエンゼルスは今年から本塁打を放った際に、日本の兜(かぶと)を被るパフォーマンスを行っている。そこで「被らせる係」を務めるのは、今季から加入したブレット・フィリップス外野手。「オレはアメリカン・オオタニだ」と豪語する自称二刀流は、明るい性格でチームを盛り上げている。
今やお決まりとなっている“兜担当”。9日(日本時間10日)の本拠地アストロズ戦で、2回にハンター・レンフロー外野手が先制ソロを放った後も真っ先に兜をもってベンチで出迎えた。Full-Countの取材に「私から(パフォーマンスの)役割を引き受けた。楽しんでいるよ」と笑顔で明かした。
フィリップスはチームではトラウト、レンフロー、ウォードに続く第4の野手として、主に代走や守備固めで起用されている。そのため、“兜担当”は5回までだという。「そのあとは、走塁や守備の準備がある」とプレーに対する準備も余念がない。
レイズに所属していた昨年5月11日(同12日)のエンゼルス戦では投手として打者・大谷と対戦。スローボールを右翼フェンスに直撃する二塁打とされたが、「アメリカのショウヘイと日本のショウヘイ。待望のマッチアップだった」とジョークを飛ばしていた。1月にエンゼルスと1年契約を結び、チームメートに。「『オオタニ2世』は冗談だ。そのことを明確に言わせてもらう」と当時の発言を振り返ったが、「毎日近くで見られるのは、特権だ。彼は、凄いよ」と“リアル大谷”に日々感心させられていると明かす。