栗山巧の衝撃打棒が転機「決心ついた」 元西武右腕が感謝する“メッタ打ち” 

西武でプレーした山本歩さん【写真:本人提供】
西武でプレーした山本歩さん【写真:本人提供】

2005年大学・社会人ドラフト5巡目で西武に入団した山本歩さん

 松井稼頭央新監督が今季から指揮を執る西武が最後に日本一を手にしたのは2008年。当時の“中心メンバー”として活躍していた栗山巧、中村剛也、中島裕之、涌井秀章、岸孝之は現在も現役でプレーしている。

「1軍で一緒になることは少なかったですが、凄いメンバーと野球ができた。当時から長くやるんだろうなと思っていたましたけど、まだ現役でやっているのは尊敬する。今も陰ながら応援しています」

 こう語るのは2005年大学・社会人ドラフト5巡目で西武に入団した山本歩さんだ。準硬式出身として話題になった最速144キロの変則サイド右腕は、2007年には1軍で5試合に登板した。2009年に現役を引退したが「同世代の選手たちが多く、プロ野球の厳しさも教えてもらった」と振り返る。

 特に印象に残っているのは同級生の栗山、中村だという。山本さんは高校時代に兵庫・三田学園でプレーしており「育英(兵庫)の栗山、大阪桐蔭の中村は同じ関西でしたが、雲の上の存在だった」。関学大での4年間を経て同じプロの舞台に立ったが「栗山は努力の塊。中村は天性の打撃。両極端の2人でしたが『こういう選手が一流になるんだ』と感じていました」と、飛びぬけた存在だったことを明かす。

サイドスロー転向のきっかけは栗山「投手としてのプライドはズタボロ」

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