世田谷西がジャイアンツカップ優勝 4番安藤が投打に活躍…静岡裾野との熱戦制す

4年ぶり3度目の優勝を果たした世田谷西シニア【写真:加治屋友輝】
4年ぶり3度目の優勝を果たした世田谷西シニア【写真:加治屋友輝】

4番・安藤丈二が左翼フェンス直撃の2点二塁打…投げても5回無失点

 中学硬式野球の日本一を決める「第17回全日本中学野球選手権大会 ジャイアンツカップ」は21日、東京ドームで決勝が行われ、世田谷西シニア(東京)が静岡裾野リトルシニアを4-1で下し、4年ぶり3度目の優勝を果たした。

 両チーム無得点の均衡を破ったのは6回だった。1死三塁で、1番・大寶(おおだから)瑛都(3年)の二ゴロ野選で待望の先制点を奪った。さらに2死二、三塁から4番・安藤丈二(3年)が左翼フェンスを直撃する2点二塁打を放つなど、この回4点を奪って試合を決めた。

 安藤は投げても5回2安打7奪三振無失点に抑え投打で活躍。「(6回の打席は)打てなくてもいい当たりは打ってやろうと思っていました。打ててよかったです。キャッチャーの仙波(晴弥)くんもいい配球をしてくれました」と笑顔を浮かべた。

 就任13年目の吉田昌弘監督も「今日は最初から安藤で行くつもりでした。安藤のピッチングに尽きます」と称えた。

 世田谷西は8月上旬に行われた日本リトルシニア選手権に続く“全国2冠”を達成。28日からは中学硬式5団体の全国優勝チームが出場する「エイジェックカップ中学硬式野球グランドチャンピオンシップ」で“全国3冠”を狙う。

(内田勝治 / Katsuharu Uchida)

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