W杯初優勝へ、侍U-12代表がスーパーラウンド進出 5試合49得点3HR…韓国、米国らと激突へ

U-12代表がスーパーラウンド進出を果たした【写真:荒川祐史】
U-12代表がスーパーラウンド進出を果たした【写真:荒川祐史】

オープニングラウンドは最終戦でメキシコに惜敗し4勝1敗

 台湾・台南市で開催されている「ラグザス presents 第8回WBSC U-12 野球ワールドカップ2025」に出場している「侍ジャパン」U-12代表は30日、オープニングラウンド最終戦のメキシコ戦に6-7で敗れたものの、4勝1敗で、31日から始まるスーパーラウンド進出を果たした。

 25日に開幕したオープニングラウンドでグループAに入った日本は、5つの国・地域と対戦。ドイツに17-0、キューバに4-0と快勝スタートを切ると、地元・台湾との対戦では外山泰基(福岡ベースボールポニー)に右打席からの豪快な2ランが飛び出すなど7-2で勝利。オーストラリアにも15-0と大勝し、この時点でスーパーラウンド進出を決めた。

 28日から雨天順延となっていたこの日のメキシコ戦では、2回に幸大貴(奈良リトルシニア)の左前打で先制したものの、その裏に6失点。最終回(6イニング制)、外山が今度は左打席でソロ本塁打を放って追い上げたものの、あと1歩届かなかった。それでも5試合計49得点3本塁打の攻撃力と投手陣が噛み合い、上位3チームが勝ち上がるスーパーラウンドへ。一方のグループBでは、全勝の韓国、4勝1敗の米国、3勝2敗のドミニカ共和国が勝ち上がった(その他の参加国はパナマ、チェコ、南アフリカ)。日本は31日に韓国、8月1日にドミニカ共和国、2日に米国と対戦する。

 初優勝を目指す今大会のU-12代表は、2013年1月1日から2014年12月31日生まれのリトル、ボーイズ、ヤング、ポニー、フレッシュ、リトルシニアの各団体所属選手から精鋭18人を選出。監督は1996年アトランタ五輪銀メダリストで慶大、ENEOSなど名門を率いてきた大久保秀昭氏が務めている。8月2日までスーパーラウンドを戦い、順調に日程が進めば同3日に3位決定戦と決勝戦が行われ、世界王者が決まる。

(First-Pitch編集部)

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