小学生が驚きの“ブリッジ歩行” 中高で困らない選手に…筒香兄が黄金期に磨く「野球センス」

「和歌山橋本Atta boys」が実践…将来の飛躍に繋がる“体操エクササイズ”
DeNA・筒香嘉智外野手が故郷の和歌山に設立した少年硬式野球チーム「和歌山橋本Atta boys(アラボーイズ)」は、“スケールの大きい”選手育成に定評がある。筒香の実兄でチームの代表を務める裕史さんは技術だけでなく、体の動きを高めるトレーニングを数多く取り入れている。身体操作性を高める「体操・エクササイズ」もその1つだ。
裕史さんは中学の元体育教員で、野球部の顧問を務めた経験がある。海外の野球を学ぶためドミニカ共和国を訪れるなど、世界を見据えた選手育成を主眼に子どもたちを指導している。子どもの時期は野球の技術以上に、「体を自由に扱う感覚を得ること」が重要だという。
練習では身体能力向上を目的にリズムトレーニングや体操、エクササイズに時間を割く。ダッシュでは側転や後転、ブリッジなどを加え、普段使うことがない動きを取り入れる。年長や小学校低学年から始めた選手たちは学年が上がると、バク転などの大技も簡単にできるようになるという。
力に頼らず体を自由に動かすことができれば、中学、高校、大学とカテゴリーが上がっても技術習得に困ることはない。「頭では理解できても体現できない選手は多い。それは体を扱えていない場合が多いですね」と裕史さんは語る。
一般的に8歳~12歳は“ゴールデンエイジ”と呼ばれ、最も運動神経が成長する時期と言われている。幼少期は投げたり打ったりするだけでなく、体に多くの刺激を与えることで将来に活きる“センス”も養われていく。
(First-Pitch編集部)
球速を上げたい、打球を遠くに飛ばしたい……。「Full-Count」のきょうだいサイト「First-Pitch」では、野球少年・少女や指導者・保護者の皆さんが知りたい指導方法や、育成現場の“今”を伝えています。野球の楽しさを覚える入り口として、疑問解決への糸口として、役立つ情報を日々発信します。
■「First-Pitch」のURLはこちら
https://first-pitch.jp/