手首を返すタイミング「変な子もいっぱい」 引っかけ、擦り打球を解消する“真横ティー”

取手シニア・石崎監督が解説…「真横からのティー打撃」を行う意味
バッティングにおいて、手首を返す「リストターン」のタイミングは非常に重要だ。早すぎればひっかけてボテボテのゴロになり、遅すぎればこすったような打球になる。中学硬式野球で5度の全国優勝を誇る「取手リトルシニア」の石崎学監督は、繊細な感覚を養うために「真横からトスするティー打撃」を取り入れている。
このドリルの最大の目的は、リストターンが正しいタイミングで行われているかを確認することだ。「リストターンが変なところで起きる子もいっぱいいる」と石崎監督。インパクトの手前で早々に返したり、逆に遅れてしまったりと、適切なタイミングで手首を返せない選手は意外と多い。
具体的な方法は打者の真横(打者に正対した位置)からトスを上げる。ティー打撃は、斜め手前からトスされたボールを打ち返すのが一般的だが、このドリルでは、真横からトスされたボールを、ピッチャー方向へ打ち返すのだ。「直角に出してほしい」と石崎監督。バットの軌道と手首を返すタイミングが噛み合わなければ、綺麗な“90度の打球”は生まれない。
打球がトスを上げた人の側へ飛んでしまったり、逆に極端に引っかけてしまったりする場合は、「リストターンが適切なところで行われていない」ことになる。この場合、「もっと後ろ(捕手側)から振る。早い段階で(投球の)ラインに入れるイメージ」を持つようアドバイスを送る。
真横からトスされたボールをセンター返しできれば、インパクトとリストターンが適切なタイミングで行われている証明になる。自分の感覚と実際の打球方向のズレを修正できるドリル。打球がバラつく選手には、最適なチェック方法となるだろう。
(First-Pitch編集部)
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