ピッチコムに潜む懸念「やっぱり時間が」 気になる“違い”…本番で直面する難しさ

ブルペンで会話する侍ジャパン・松尾汐恩(左)と中森俊介【写真:井上学】
ブルペンで会話する侍ジャパン・松尾汐恩(左)と中森俊介【写真:井上学】

侍J合宿…7日はロッテ、8日は広島と試合

 野球日本代表「侍ジャパン」は6日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎でキャンプ3日目の練習を行った。「ラグザス アジアプロ野球チャンピオンシップ2026」(12日開幕、東京ドーム)ではピッチコム、ピッチクロックが採用されるが、選手らは一定の手応えを得る一方で、西武・小島大河捕手やDeNA・松尾汐恩捕手は“懸念”も口にした。

 ブルペンには「20」からカウントダウンされる秒タイマーが置かれ、捕手は手元の機器から投手にサインを伝達。スタッフも確認できるように「カーブ・真ん中低め」「ストレート・真ん中高め」といった指示の音声が流れていた。

 倉野信次投手コーチは「戸惑いはないでしょうけど、実際にサインが合わなかったりという時ですね。今はバッターもいないし、簡単に頷いたり、言ったりできますけど、本当にバッターが立って対策を考えながら配球する時に、やっぱり時間はなくなってくるとは思うんですよね」とサイン交換の難しさを指摘した。

 小島はピッチコム自体は「楽しいです」と笑顔を見せるも「あまりサインを変えられないので、いいサインを一発で出せればいいかなと思います」と語る。さらに「ピッチャーが首を振る時間がないので、こっちがいい選択をしないと」と続けた。

 今大会は走者なしの場面で20秒のピッチクロックが設定されており、バッテリーを組む機会が少ない投手とのスムーズなサイン交換が求められる。松尾も「ピッチャーと、よりコミュニケーション取って、首を振られないようにすることが一番大事だと思います。すんなり入れるようにやっていきたい」と表情を引き締めた。

 侍ジャパンは7日はロッテ、8日は広島と練習試合を同スタジアムで行う。国際大会ではスタンダードとなっているルールに対し、侍ジャパンは素早い順応が求められる。

(湯浅大 / Dai Yuasa)

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