地元愛貫き、鷹一筋でプロ生活全う ホークス本多、6日に現役ラストゲーム
指揮官は1番・セカンドでのフル出場示唆
6日、ソフトバンクの本多雄一が13年間の現役生活にピリオドを打つ。“ポンちゃん”の愛称で多くのファンに愛された男は、この日の西武戦を最後に背番号「46」のユニフォームに別れを告げる。
「1番、セカンド、本多」。本多は、6日のゲームの1回裏、このアナウンスに導かれて最初の打席に入ることになるだろう。直後にライトスタンドからは「闘志たぎらせ~」というファンの大合唱が聞こえるはずだ。
工藤公康監督は「首のこともあるけど、問題なければフルでいってもらいます。(打順は)みんな1番を期待してるんでしょ? ファンのみなさんのイメージも強いと思いますしね」と、1番・セカンドでのフル出場を示唆した。
3日の引退会見で「最後は思う存分楽しんで、感謝の気持ちを持って臨みたい」と語った本多は、これまでどおりの最高のパフォーマンスを見せるべく、4日もヤフオクドームで練習に励んでいた。
2度の盗塁王を獲得するとともに、ゴールデングラブ賞も2度受賞。WBC日本代表の一員にもなった。チームの顔としてだけでなく、リーグを代表するプレーヤーとして多くのファンを魅了してきた。