今春センバツの注目 高校野球もミレニアム生まれがいよいよ主役に
下級生ながら打線を牽引する逸材
今年4月、高校新1年生としていよいよミレニアム生まれの世代が入学する。西暦2000年生まれの子供たちだ。
今から16年前、一時は「2000年問題」が騒がれ、シドニー五輪で高橋尚子が女子マラソンで金メダルを獲得。福山雅治の「桜坂」、サザンオールスターズの「TSUNAMI」などが大ヒットし、白川英樹氏がノーベル化学賞を受賞。この年の終わりにイチローのメジャー挑戦が決まり、流行語大賞は「おっはー」「IT革命」……などなど。時の流れは早いもので、その年に生まれた世代はもう高校生なのだ。
そんなミレニアムに誕生した子供たちの中で、一足先に高校球界で注目を浴びている選手がいる。2000年の早生まれで、今年、新2年生になる球児たちだ。その1人が京都・龍谷大平安高校の岡田悠希外野手である。
下級生ながら打線を牽引する逸材。昨秋の近畿大会では準々決勝の阪南大高戦でライトポール際へ飛び込む本塁打をマーク。3打数2安打2打点と活躍した。ここまで京都大会などの公式戦で3本塁打を放ち、規格外のパワーを見せている。