メジャー初完封にも田中将大に慢心なし 「まだ成功かどうかは早すぎる。僕は7年という契約をしている」
シーズンに入り、今日が全体的に一番良かった
メジャーデビューを果たしてから8戦目。田中将大は早くも完封勝利をマークした。これで無傷の開幕6連勝。CC・サバシアをはじめ、開幕時に先発ローテーションを任されていた投手が続々と負傷で離脱する中で、早くも25歳の右腕がヤンキースのエースとして君臨する状況となった。しかし、田中に慢心の色はない。現地時間14日のメッツ戦後の会見では、「今日が全体的に一番良かった」としながらも、これまで通り挑戦を続けていく覚悟を語った。
――試合に入る前にチームが4連敗していたということはどれだけ頭にあったのか。
「もちろん意識していたところですし、このサブウェーシリーズも去年から連敗が続いているっていうのもわかっていたので、なんとか自分で止めたいなというふうには思っていました」
――そういった状況を踏まえて、投球は積極的になっていくものか。
「特にやることっていうのは変わらないです。そういう気持ちがあったってこと」
――今日のハイライトはどこか。
「初ヒット(笑)。冗談、冗談(笑)。試合を通して、どんどん、どんどんバッターを浅いカウントでアウトに取れたっていうことが9回まで、最後までいけたってことにつながったと思います」
――完封の意味は。
「ゲームの展開によるので、今日みたいに球数を抑えて投げることをできれば、自然とイニング数は増えていくと思いますし、必ずしもずっと意識して投げてるわけじゃない」
――シーズンに入って一番良かったが、徐々に良くなっている感覚はあるのか。
「その日によって調子の良し悪しっていうのはありますけど、今日が全体的に一番良かったんじゃないかなとは思っています」