「原監督がレスラーだったら…」 タイガーマスクが熱弁する原辰徳の“魅力”【第2弾】
2009年に福島で訪れた対面のチャンスに「行く~っ!」
新日本プロレスが誇る屈指の人気レスラー、タイガーマスクは、大の原辰徳ファンとしても知られている。小学校の頃に憧れた女性の先生から影響を受け、それまでの新浦寿夫推しというシブ好みから一変、熱狂的な原ファンとなった。
現在、新日本が誇る初夏の風物詩「ベスト・オブ・ザ・スーパー・ジュニア(スーパーJr.)」に18年連続18度目の出場を果たしているマスクマンは、今年2月には巨人の2次キャンプ地・沖縄を訪問し、原監督と旧交を温めた。そんなタイガーマスクが「Full-Count」の独占インタビューに登場! 6月5日に両国国技館で行われるスーパーJr.決勝進出を目指す男が語る、原辰徳選手、原辰徳監督、そして人間・原辰徳が持つ魅力とは……。3回シリーズの第2弾では「原監督との出会いとマスク」をお届けする。
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――原さんもプロレスがお好きだと聞きますが、実際に交流が始まったのはいつ頃からですか?
「しばらく接点がなかったんですけど、2009年だったかな。巡業で福島にいる時、ある記者さんから電話が掛かってきたんですよ。『タイガーさん、野球好きだよね?』って。『好きですよ』って言ったら、『実は今日福島で巨人戦があるんだけど、さっき原さんに、新日本プロレスも福島にいるから良かったら選手と会いませんかって話をしたら、会えるなら会いたいねって言ってたよ』って言うんですよ。
もう大興奮。『行くよ~っ! どこ行けばいいの~っ!』って(笑)。そしたら、福島で泊まるホテルが同じ系列で近かったんです。だから『試合が終わったらホテルの方に来てくれればいいって言ってるよ』って言うから、また『行く~っ!』って(笑)。そうしたら、同じく巨人ファンの海野(宏之)レフェリーから電話掛かってきて『トラちゃん、聞いた? 試合終わったら速攻行こう!』って言うもんで、試合後に飯も食わずに、そのまま巨人の宿舎に向かったんですよ」
――偶然訪れた大チャンスですね!
「そうそう。僕らが到着して5分くらい経ったら、巨人のバスが着いたんです。選手が次々降りてくる中、僕、マスクを被って待っていたもんだから、みんな不思議な顔するんですよね。『なんでタイガーマスクがここに?』『本物か、コイツ?』みたいな顔して通り過ぎるんです(笑)。僕も少し恥ずかしくなっちゃったんですけど、そしたら最後の最後に原監督がバスから降りてきて、両手をパチンと叩きながら『聞いてるよ!』って」