早大が流経大・生田目粉砕し3年ぶり日本一 主将「弱いと言われ悔しくて」
終盤で生田目を攻略し逆転勝利、高橋広監督「本当に粘りきってくれた」
7回、代打の渡辺がライト前ヒット、2番河原のセンター前ヒットで2死一、二塁のチャンスを作った早大。迎えたバッターはリーグ戦、今大会準決勝までの計15試合で7本塁打の3番茂木だった。
「(河原)右京が前でつないでくれたので、自分は絶対ランナーを返そうという気持ちで打席に入って、それがいい結果につながってよかったです」
そう振り返った打球はライト前に転がり、1点差に迫るタイムリーヒットとなった。「リードはされていましたけど、絶対チャンスはくると思っていた」と、虎視眈々と畳み掛ける機会を狙い、それをものした。さらに5番石井にも逆転の2点タイムリーが飛び出し、生田目をノックアウト。代わった小原からも追加点を重ね、6-3とした。
8回に3番手大竹が流経大の4番笹田に2ランを浴び、6-5と1点差に迫られるも、最終回に石井の2ランでダメを押し、逃げ切った早大。3年ぶり5度目の優勝を決めた。
優勝監督インタビューで、高橋広監督は「本当に粘りきってくれた」と振り返ると、「(就任最初のシーズンでの日本一について)考えてもいなかった。選手に恵まれて幸せだと思います」と選手を称え続けた。