四国IL選抜、4試合連続サヨナラ負け…昨年に続き北米遠征の負け越し決定

守護神・平良成が2点適時打食らい…通算成績は6勝11敗に

 そして12回表、最初に壁を破ったのは「四国アイランドリーグplus ALL STARS」であった。1死三塁から代打に送られたのは河田直人(高知ファイティングドッグス)。闘志あふれるプレーの代償に長期離脱を強いられたガッツマンは、期待に応えて中前に弾き返し3-2。いよいよトンネル脱出が見えてきた。

 だが、3イニング目に入った守護神・平良成(高知ファイティングドッグス)が力尽きた。1死満塁から3番打者に左中間を破る2点適時打を食らい、3-4。4試合連続のサヨナラ負けで通算成績は6勝11敗。昨年に続き北米遠征の負け越しが決定した。

「なにをやったら勝てるのか?」選手たちの心中は察するに余りある。ただ、10回表の1死満塁で無得点に終わった場面など、勝利をつかむための術はまだ多くあることも事実だ。あと半歩、あと一歩の精度を上げれば、12回で12三振、下位打線は軒並み打率1割台というオタワ・チャンピオンズ相手には十分勝機がある。その積み上げがキューバ代表戦勝利への礎となるはずだ。
 
 オタワ・チャンピオンズの3連戦2戦目は、現地時間6月29日19時5分(日本時間6月30日8時5分)より開催。「7勝目」の先にある大きな目標向けて、彼らには今こそ壁を破る真の「カブキJAPAN」への道を歩んでもらいたい。

四国アイランドリーグplus ALL STARS
000 100 010 001 | 3 
100 010 000 002×| 4
オタワ・チャンピオンズ

四国アイランドリーグplus ALL STARS:原田、フィリップス、嘉数、平良-鶴田、垂井
オタワ・チャンピオンズ:Carlos、Cooper、Perez、Wilson、Cunningham-Grauer

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