「打てる捕手」誕生へ期待 今春センバツは好捕手揃い、プロ注目の選手は?
滋賀学園に長距離砲、神戸国際大付属にもスカウト注目の逸材
日大三の津原瑠斗捕手も強肩の持ち主。打順は9番だが、早稲田実・清宮から5つの三振を奪ったエース・桜井周斗投手のキレのあるスライダーをしっかりと前で止めるなど、キャッチングに磨きがかかる女房役。盗塁を刺す能力も高く、桜井も自信を持ってスライダーを投げ込むことができるだろう。
滋賀学園の後藤克基捕手は昨年のセンバツの経験者。神村月光投手とともに滋賀県勢初の甲子園制覇に挑む。後藤は今チームでは3番打者。本塁打を打てる長距離砲である。昨秋の公式戦打率は.452。守ってもエラーはなし。評価の高い選手だ。
報徳学園の篠原翔太捕手は4番打者を任される高校通算19本塁打のスラッガー。昨秋の公式戦では打率.381をマークした。強力打線を牽引し、永田裕治監督の勇退に花を添える。プロ注目の投手・西垣雅矢ら投手陣を引っ張る。
神戸国際大付属の猪田和希捕手は高校球界屈指の打てる捕手。スカウトも熱い視線を送っている。昨年夏から外野手で4番を務めていた。打てる捕手を育てたいという青木尚龍監督の以降で今秋から捕手にコンバートし、急成長を見せている。