優勝候補が順調に8強入り 選抜準々決勝の見所は?

早実破った東海大福岡は大阪桐蔭と激突

【第4試合】東海大福岡(福岡)-大阪桐蔭(大阪)
東海大福岡のこれまで
○2x-1 神戸国際大付(兵庫)
○11-8 早稲田実(東京)

 エースのサイド右腕・安田のクレバーな投球がここまで光っている。神戸国際大付打線は4番の猪田を中心に打線は強力だったが、右腕は高低、左右のコースを幅広くうまく使い、的を絞らせなかった。我慢比べとなったが、初戦は相手の守りのミスで9回サヨナラ勝利を収めた。2回戦は注目の清宮幸太郎がいる早稲田実業と対戦。5度の対戦で記録は2安打されているが、まともに打たれたのは第4打席の二塁打のみ。打線も打ち負けず、最後の早実の追い上げも及ばなかった。1回戦は6安打も、2回戦は15安打11得点。4番の遠藤は3打数3安打5打点の活躍。安田も投げるだけではなく、9番ながら3打数3安打とバットでも仕事をしている。抜け目のない打線だが、やはり連投が続いている安田が大阪桐蔭打線にどう立ち向かっていくか。継投でくるのか注目だ。

大阪桐蔭のこれまで
○11-0 宇部鴻城(山口)
○11-8 静岡(静岡)

 2試合で22得点。当たり出したら止まらない強力打線だ。1回戦では初回に5得点。2回戦は6得点と序盤から容赦はしない。1~3番の藤原、宮崎、中川は2年生。当たっている5番の根尾、6番の山田も2年生。そこに4番の山本ダンテ武蔵が加わり、破壊力抜群。正捕手だった岩本が大会前にケガをしてしまったのは戦力ダウンで、静岡戦では140キロカルテットの徳山、香川、根尾、横川が登板も根尾以外は失点し、本来の力は出せていない。それでも、打撃がしっかりとカバーしている。好選手揃いのチームが頂点を目指す。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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