59年ぶり13連勝は“勢い”ではない― 西武が見せる快進撃の裏側
14回の間には微かな“悩み”も
こんな風に、まずは対戦チームや相手投手の情報を交えた真面目な話題でしっかりと気合いを入れ、最後に自虐ネタなどで笑いを誘い、雰囲気を盛り上げて試合への流れを作ることを、木村文なりに信条としていた。
「試合前の大事な時間ですが、声出しで、みんながちょっとでも笑って、リラックスして試合に入れたら良いなと思っていました。でもそれも、チームの状態や雰囲気がいいからこそできることだなぁと思います」
さすがに、14回。「正直、もうネタがなくてきついですよ(笑)」と、ジョーク交じりで微かな悩み(?)を口にしていたが、光栄な大役だった。
「これがゲン担ぎとなってチームが勝ってくれるんだったら、いくらでも声を出しますよ。カラカラになってでも、ネタは絞り出すので、このまま行けるところまでいきたいです!」