37年ぶり連覇、広島の優勝会見全文 新井「若いみんなが頼もしかった」
菊池「本当に必死で、また去年と違う苦しいシーズンだった」
――菊池選手、今年はWBCからの長いシーズンだったと思いますが、ここまではどんな1年でしたか。
菊「シーズンが始まってから、なかなか調子も上がらず、本当に迷惑をかけてきたなという思いもありますし、プロである以上、それがあったからと言い訳はできないので、本当に必死で、また去年と違う苦しいシーズンだったと思います」
――昨年優勝したことで、今年に生かせたものはありましたか。
菊「僕だけではなく、それぞれが自信を持って試合に挑めていたので、そこはすごく大きかったと思います」
――続いて丸選手、同じような質問になりますが、今年は追われる立場として、どのような戦いでしたか。
丸「優勝したので、去年の優勝チームと見られるんですけど、チーム全体として、去年のことはいい意味で忘れるというか、常にチャレンジ精神というか、そういう気持ちで、常に挑戦し続ける気持ちを持って、全員が戦ってきたシーズンだったと思います」
――今年のチームの特徴として、逆転のカープというものがありましたが、丸さんから見てその要因は何だと思いますか。
丸「逆転のカープというよりは、常にどんな状況でも、次の1点、次の1点をという風に、石井コーチを中心にみんなで言い続けていたので、それが結果的に、劣勢になった時でも、1点ずつ返したことによって、最終的には逆転できたと思います。チーム全員が、そういう意味でも一つになっていたと思います」
――今村投手はリーグ最多登板など、貢献度は大きかったと思いますが、ここまではどんなシーズンでしたか。
今「がむしゃらに投げてきたかなと思います」
――長いシーズン、苦しい日々もあったと思いますが、どのように乗り越えていましたか。
今「打たれる日もありましたけど、毎日試合があるので、僕一人が引きずっても仕方がないので、打たれた日もすぐに切り替えて、次の日に臨めたと思います」
――数字を見ても、チームのブルペン陣の中で防御率トップということもありますが、投手陣の結束が強いように見えます。
今「年齢が近いということもありますし、ブルペンの一人一人が前のピッチャーのことを思って、助け合いながらできたと思うので、それはすごくよかったと思います」
――最後に代表して監督、まだ気は早いかもしれないですが、チームはまだまだ進んでいくべき目標があると思います。意気込みをお願いします。
緒「気は早くないですよ。次の目標は始まっているわけですし、昨年は一番最後に悔しい思いをして終わったシーズンだったので、やっぱり最後は笑って、みんなで笑って終われるシーズンにするために、厳しい戦いに間違いなくなると思いますが、まずはクライマックスシリーズですね、そこをしっかり勝ち上がって、もう一回、日本シリーズという場に立って、日本一を勝ち取りたいと、それはチーム全員が思っていることなので、ファンの人も含めて思っていることなので、ぜひ、日本一を勝ち取りたいと思います」
(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)