鷹モイネロ負傷、復帰時期次第でリリーフ陣に影響も 起用法に再考の余地?
優勝の立役者となった鉄壁リリーフ陣
モイネロは、15日の移動日を挟んでいたとはいえ、9月14日のオリックス戦(ヤフオクD)からこの日まで4連投。優勝を決めた16日の西武戦(メットライフD)でもマウンドに上がり、優勝決定翌日の17日も登板。満塁とされ、この日3つ目の四球となる押し出し四球を与え、サヨナラ負けを食らっていた。軽症で数日間の休養で済むならいいが、復帰が長引けば、その影響は大きい。
今季のソフトバンクは、このモイネロや岩嵜、サファテらが形成した鉄壁のリリーフ陣が優勝の立役者だった。優勝を決めた16日まで、6回終了時点でリードを奪った試合が74勝1敗だったいう驚異的な成績を見ても、それは明らかだ。
5月に育成選手としてキューバから来日したモイネロだが、150キロ前後の真っ直ぐとチェンジアップ、カーブなどを武器にファームで圧巻の投球を披露。わずか1か月半で支配下登録されると、そのまま6月16日に出場選手登録されて1軍に昇格した。
昇格当初は敗戦処理やロングリリーフなどで登板していたものの、そこで安定した成績を残すと、勝利の方程式の一角に組み込まれるようになった。6月は登板わずか1試合だったが、7月は20試合中11試合、8月には25試合中12試合に投げ、9月は13試合中、早くも10試合に登板。34試合で4勝3敗15ホールド1セーブ、防御率2.52の成績を残してきた。