「一度そのバッティングは捨てなきゃと」鷹・内川が語った同点弾と古巣対決

CSの打撃は「正直できすぎ」「一度捨てなきゃいけないと」

「CSの時は正直できすぎだと思っていましたし、一度そのバッティングは捨てなきゃいけないという思いで日本シリーズに入って、一番いいところで1本出てくれたなと思います。やっぱりみんなで何とかしようという気持ちが最終的にボクのバットに乗り移ってくれたんじゃないかなと思います」

 自らのバットで同点に追いつき、試合は延長戦へ。9回からマウンドに上がったサファテが志願して自身初の3イニングを投げ、DeNA打線を封じ込んでくれた。延長11回裏の攻撃に入る前、内川はベンチ前にできた円陣で選手たちに声をかけた。

「あそこまでやって負けたら損だなという気持ちがありましたし、デニスが3イニングいっていたので、明日のことは考えたくなかったというか、デニスがここまで頑張ってくれたのなら、それよりも強い気持ちでデニスの気持ちに応えなきゃいけないと思って『野手で頑張って何とか1点取ろう』という話をしました」

 円陣を組んだ後、1死から内川自身が四球を選び、続く中村晃も四球でチャンスを広げた。代走を出されてベンチに戻っていた内川は、川島慶三の一打で中村がホームインすると一目散にベンチを飛び出して、ヒーローの川島のもとへ駆け寄った。

DeNAの投手陣に脱帽「やられてばかりだったという印象」

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