大谷の移籍でMLBの概念が変わる? 球団GMが明言「6人ローテを組む」
「全30球団が大谷に興味を持っているのはほぼ間違いない」
昨年世界一に輝いたカブスは、複数ポジションをこなせる選手たちを名将ジョー・マドン監督が使いこなし、25人というロースターで最大限の力を発揮するチームとして強さを見せつけた。ベンチ入りメンバーが少ないメジャーにおいて、大谷のような選手に大きな価値があることは間違いない。
「球団は未だかつてないくらい、25人のロースターの枠を最大限生かすことに目を向けている。よって、多様性はこの上なく素晴らしいものだ」
「また、選手にとって持てる力をすべて発揮できる最高のパフォーマンスには何が求められているのか、ということにどれだけチームがこだわるか、という話にもなってくる」
シャーマン記者はこう言及し、先発投手が必ず30試合以上、200イニング以上を投げなければいけないという時代ではないとも指摘。「今までにそうやってきたからと言って、すべての先発投手に強制的に投げさせるという型にはまった考えは、既に滅んでいる」。大谷がメジャーにおいて新たな価値観を作っていく存在となる可能性は十分にある。「もし先発で30回登板できるなら、それは素晴らしいことだ。しかし、もしオオタニが25回先発してくれたら、それで十分だろう」と話している球団幹部もいるという。
新ポスティングシステムがまとまり、大谷のメジャー挑戦が正式に決まれば、空前の大争奪戦となることが予想される。シャーマン記者は「全30球団がオオタニに興味を持っているのはほぼ間違いなく、恐らくそのうちの半分の球団は彼と接触することに全力を注ぐであろう」としている。日本球界に衝撃を与えた男は、メジャーに“革命”をもたらすことになるのだろうか。
(Full-Count編集部)