「50発」「広背筋」「ピョン吉」…楽天新入団10選手の売り、目標、要望は?
5位・田中の売りは広背筋、「Tシャツを破ることが特技」
〇ドラフト5位・田中耀飛外野手(兵庫ブルーサンダーズ)
ドラフト2位の岩見同様、長打力が魅力の田中は背番号50にちなみ、「シーズン50発打つという大きな目標を持って、これからのシーズンを戦っていきます」と豪快な目標を立てた。180センチ、96キロの体格で、「自分の特徴は広背筋が広いこと。広背筋を使って、Tシャツを破ることが特技です」とパワーをアピール。欲しいものを問われると、「サプリメントやプロテイン」と答えた。名前は「耀飛」と書いて、「あきと」と読む。「漢字が難しくて、よく間違われる。自分の漢字はとても好きなので、覚えていただきたい」と切望した。「キャンプで体づくりをして、開幕1軍を狙い、2桁ホームランを打つことが目標」。名前のごとく、プロの世界でかがやいて、大きく飛び立つ。
〇ドラフト6位・西巻賢二内野手(仙台育英高)
体格は167センチ、68キロ。大柄な同期の選手たちとともにひな壇に並んだ西巻は「今、ここに座ってみて、本当にプロ野球選手になるんだなという実感が湧いてきました。しっかり自覚を持ってやっていきたいなという気持ちになっています」と意気込んだ。背番号67は仙台育英学園秀光中、仙台育英高の先輩でオリックスの佐藤世那と同じ。楽天ではかつて銀次も付けた番号で、「恥のないようにしっかり責任と自覚を持って頑張っていきたい」と気持ちを入れ直した。持ち味は高校トップレベルの守備力。「その中でも判断力やとっさの動きに注目していただきたい」とアピールした。楽天ジュニアから初のNPB入りした西巻は「1日でも早く1軍に上がれるようにまずは毎日の練習を頑張りたいなと思います」と話した。
〇ドラフト7位・寺岡寛治投手(石川ミリオンスターズ)
「ワクワクしています」と心を躍らせた寺岡。高校時代に右肘を故障。大学からは野手としてプレーしてきた。社会人野球の九州三菱自動車1年目に再び投手となり、大学を卒業して3年目の今年、BCリーグの石川ミリオンスターズで43試合に登板した。「僕のアピールポイントは毛の生えた心臓。自分よりも体の大きい選手のインコースをズバズバついていけたらと思っています」と気合十分だ。背番号は「56」に決定。「僕のイメージでは、漫画『MAJOR』の主人公・茂野吾郎が付けているイメージが強い。かなり芯の強い選手で、同じように心臓に毛が生えている選手だと思う。そのようなプレーができたら」。最速155キロ右腕として「福岡出身なので、福岡ソフトバンクホークスの柳田(悠岐)選手と対戦したい」と熱望した。