スカウト魅了「一発でほしいと思った」 西武6位の高校生野手が秘める可能性
目標は秋山、「できるだけ早く1軍で活躍したい」
今夏は3回戦で柏崎工業に延長12回、3対4のサヨナラ負けで敗退。野球部引退後は後輩たちとともに練習を続けてきた。打撃練習ではプロ入りを見据えて木製バットを用い「最初は全くボールが飛ばなかったですが、大分慣れてきました」と自信を持ち始めている。
指名された埼玉西武の印象については「昔から強くて、凄いバッターが多いチーム」と語り、目標とする選手として挙げたのは同じ左打者、俊足巧打タイプである秋山翔吾だった。ドラフト会議後もグラウンドで練習を重ね、「力強さ」をテーマにさらなるレベルアップを図る。
11月15日、埼玉西武との契約合意が発表された。綱島はプロ入りにあたってこう決意を口にする。
「できるだけ早く1軍で活躍したいと思っています。そのためにもまずは体作りからしっかり取り組まなければ、1年を通して安定した活躍はできない。まずは土台作りからです」
埼玉西武と言えば、高卒野手がファームで鍛えられ、チームの中心選手に成長する土壌がある。現段階ではまだ「原石」の綱島が、その系譜に名を連ねられるのか。来年1月から「埼玉西武・綱島龍生」がプロ野球選手としてのスタートを切る。
(「パ・リーグ インサイト」武山智史)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)