11選手に戦力外、ドラ1ら14年指名の4人放出 セ6位ヤクルトの戦力整理
新田はブルペン捕手から選手不足で現役復帰、助っ人オーレンドルフは1勝も出来ず
○新田玄気(戦力外)
プロ9年目。通算28試合32打数10安打1本塁打9打点、打率.313。高松商高から中央大、パナソニックを経て2008年のドラフト5位でヤクルトに。6年目の2014年に戦力外通告を受け、一度は現役を引退。ブルペン捕手などを務めていたが、相次ぐ故障者により、チームがイースタンリーグに出場できる選手の不足に陥ったため、現役に復帰して育成選手契約を結んだ。イースタンリーグは3試合に出場していた。1軍通算成績は2014年以前のもの。
○今浪隆博(戦力外、引退)
プロ11年目。405試合752打数196安打3本塁打69打点、打率.261。平安高から明治大を経て2006年の大学生・社会人ドラフト7位で日本ハムに入団。2011年に84試合、2013年には91試合に出場。2014年途中にトレードでヤクルトへ移籍。2016年に94試合に出場したが、今季は7試合出場止まり。戦力外通告を受けると、持病の慢性甲状腺炎もあり、現役引退を表明した。
○飯原誉士(戦力外)
プロ12年目。901試合2178打数563安打49本塁打246打点、打率.258。小山高から白鴎大を経て、2005年の大学生・社会人ドラフト5位でヤクルトに。1年目の2006年にいきなり開幕1軍を掴むと、フレッシュオールスターでMVPを獲得。2年目の2007年には主力として136試合に出場し、2008年には135試合で打率.291をマークした。2010年には自己最多の15本塁打を記録。だが、2011年以降、成績は低下。2014年には96試合で.306の数字を残して盛り返したものの、今季は17試合出場に終わり、戦力外通告を受けた。
○榎本葵(戦力外)
プロ7年目。通算77試合76打数9安打0本塁打2打点、打率.118。九州国際大付高から2010年のドラフト4位で楽天に入団。プロ2年目の5月下旬に1軍デビューを果たしたが、1軍定着はならず。2015年オフに育成契約となり、2016年オフに再び戦力外に。12球団合同トライアウトを受けてヤクルトへ入団したが、今季は1軍9試合出場に終わり、戦力外通告を受けた。
○原泉(戦力外)
プロ3年目。1軍出場無し。喜界高校から第一工業大を経て、2014年のドラフト7位でヤクルトへ。1年目はイースタンリーグで101試合に出場して6本塁打を放つ一方で、333打数59安打の打率.177に終わる。昨季は61試合で打率.236だったものの、今季は109試合で11本塁打を放ちながらも、打率.215と粗さが目立ち、1軍出場のないまま戦力外となった。
○ロス・オーレンドルフ(自由契約)
NPB1年目。通算4試合に登板し、0勝1敗0ホールド0セーブ、防御率5.50。ヤンキース、パイレーツ、レンジャーズ、レッズなどを渡り歩き、今季からヤクルトへ入団。パイレーツ時代の2009年に先発で11勝を挙げており、先発として期待されたが、1勝も出来ず。4試合18イニングを投げて13失点。シーズン終了を待たずに自由契約となった。
(Full-Count編集部)