過去5年のFA移籍選手の成績は? 阪神・高橋聡は新天地で復活【セ・リーグ編】
“松坂世代”DeNA久保は今オフに戦力外となり、自由契約に
【2013年】
○小笠原道大(巨人→中日)2015年オフに現役引退
2012(巨)34試合92打数14安打0本塁打4打点0盗塁 .152
2013(巨)22試合36打数9安打1本塁打8打点0盗塁 .250
2014(中)81試合83打数25安打1本塁打18打点0盗塁 .301
2015(中)53試合51打数15安打0本塁打8打点0盗塁 .294
暁星国際高からNTT関東を経て1997年に日本ハムへ。最多安打や首位打者、本塁打王などのタイトルを獲得し、2006年オフにFA権を行使して巨人に移籍。移籍後も4年連続3割30本塁打を記録するなど活躍した。2011年から怪我や不振で成績を落とすと、2013年オフに2度目の権利行使で中日へ。代打の切り札として起用されたが、移籍2年目の2015年オフに現役を引退。中日の2軍監督を務めている。
○久保康友(阪神→DeNA)
2012(神)18試合4勝7敗0H0S 108回 99安打65三振 2.33
2013(神)44試合3勝4敗11H6S 53回2/3 48安打46三振 2.85
2014(De)28試合12勝6敗0H0S 178回1/3 181安打119三振 3.33
2015(De)21試合8勝7敗0H0S 122回1/3 130安打88三振 4.12
2016(De)15試合5勝8敗0H0S 96回1/3 102安打80三振 3.55
2017(De)7試合4勝2敗0H0S 37回 46安打33三振 5.35
関大一高、松下電器を経て、2004年のドラフト自由獲得枠でロッテへ。1年目から先発ローテに入って10勝を挙げて新人王を獲得。2009年の開幕前に阪神へとトレードで移籍し、2010年には自己最高の14勝を挙げた。中継ぎも経験し、2013年オフに権利を行使してDeNAへ。1年目は2桁12勝を挙げたが、2年目以降は徐々に成績が下降。今オフに戦力外となり、自由契約となった。
【2014年】
○大引啓次(日本ハム→ヤクルト)
2013(日)120試合402打数107安打3本塁打32打点13盗塁 .266
2014(日)132試合432打数106安打5本塁打47打点21盗塁 .245
2015(ヤ)96試合311打数70安打5本塁打41打点6盗塁 .225
2016(ヤ)100試合348打数87安打5本塁打27打点7盗塁 .250
2017(ヤ)80試合273打数62安打5本塁打29打点3盗塁 .227
浪速高、法政大と進み、2006年の大学生・社会人ドラフト3位でオリックスへ。1年目から126試合に出場すると、その後も主力として活躍。2013年1月に糸井嘉男らとのトレードで日本ハムへ移籍し、新天地でもレギュラーとして2013年が120試合、2014年は132試合に出場した。2014年オフに権利を行使してヤクルトへ。ヤクルト移籍後は故障などもあってオリックス、日本ハム時代に比べて、出場試合数を減らしている。
○成瀬善久(ロッテ→ヤクルト)
2013(ロ)14試合6勝4敗0H0S 87回 81安打51三振 3.00
2014(ロ)23試合9勝11敗0H0S 142回2/3 153安打88三振 4.67
2015(ヤ)14試合3勝8敗0H0S 79回1/3 83安打46三振 4.76
2016(ヤ)22試合3勝2敗0H0S 72回1/3 82安打42三振 5.60
2017(ヤ)12試合0勝1敗0H0S 16回2/3 16安打10三振 5.40
横浜高から2003年のドラフト6位でロッテへ。3年目の2006年にプロ初勝利を含む5勝をマークすると、2007年に16勝を挙げる。2009年から4年連続2桁勝利をマークし、2014年オフにFA権を行使して3年総額6億円でヤクルトへ。だが、移籍後は2年連続でシーズン3勝しか挙げられておらず、今季は12試合に投げて未勝利に終わった。