野手1位イチロー「凌駕困難な基準」 大谷上陸で沸く米誌、日本人1年目を格付け
投手2位はダルビッシュ、3位に松坂
野茂氏に続く、2位にランキングされたのは、2012年のダルビッシュ有投手(当時レンジャーズ)。日本ハムからポスティングシステムを利用してレンジャーズに移籍した右腕については「日本ハムから5170万ドルの譲渡金と、年俸総額5600万ドルの6年契約にサインしてレンジャーズへと加入した。前半戦は打者有利なレンジャーズのスタジアムで苦難に直面したが、ダルビッシュは印象的なシーズンに一変させた」とレポートしている。ダルビッシュは1年目に16勝9敗、防御率3.90、リーグ5位の221奪三振を記録。オールスターにも選出され、WARは3.9だった。
3位に入ったのは、2007年にレッドソックスに加入した松坂大輔投手。西武からポスティングシステムを利用して、譲渡金5110万ドル、年俸総額5200万ドルの6年契約で移籍。記事内では「1年目は201奪三振で15勝12敗、防御率4・40という成績で、WARは4.1。ア・リーグ新人王投票では4位となり、ワールドシリーズ優勝に貢献した」と紹介している。また、4位は2014年のヤンキース・田中将大投手、5位は2006年のドジャース・斎藤隆投手が位置づけられている。
野手でトップにランクされたのは、今季限りでマーリンズからフリーエージェントになったイチロー外野手だ。2001年に、ポスティングシステムを利用して、オリックスからマリナーズに移籍。いきなり、いずれもリーグトップとなる打率.350、242安打、56盗塁を記録し、1975年のフレッド・リン(レッドソックス)以来、史上2人目の新人王とMVP同時受賞を果たした。