ホークス春季キャンプに“異変” 若手に明暗、A組に入った選手と漏れた選手
笠谷、古谷の期待の左腕2人もA組から外れた
○高橋純平投手
1軍通算1試合0勝0敗0セーブ 防御率12.00
3年目を迎える2015年のドラフト1位右腕。県岐阜商高から3球団競合の末にソフトバンクに入団した。2017年4月に初の1軍登板を果たしたが、2本の本塁打を浴びるなど3回4失点。わずか1試合の登板でファームに降格となり、その後1軍登板は無かった。2018年は勝負の年となりそうだ。
○笠谷俊介投手
1軍通算3試合0勝0敗0セーブ 防御率0.00
A組に抜擢された栗原と同期入団の左腕。2014年のドラフト4位で入団し、2017年に大きなインパクトを残した1人だ。2016年オフに和田毅に弟子入りして自主トレを共にしたことで一変。最速149キロまで球速を伸ばし、8月に1軍初昇格、デビューを果たす。デビュー戦で2イニングで3つの三振を奪うなど、3試合に投げた。開幕1軍入りに近い1人だが、B組スタートとなった。
○古谷優人投手
1軍登板なし
2016年のドラフト2位で北海道の江陵高から入団した最速154キロ左腕。2017年の最終戦で1軍昇格を果たしたが、登板機会はなし。それでも、クライマックスシリーズに向けた紅白戦で、強力なソフトバンクの打者を相手に2イニングをパーフェクト。2018年の飛躍が期待されたものの、オフに「胸郭出口症候群」であることが発覚。手術を回避し、投薬治療を選択して2018年シーズンに挑むことを決断したが、キャンプはB組からのスタートとなった。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)