「星野はタフな男だった」 NPB初現役メジャーリーガーが秘める日本愛(下)
日本では「メジャーにいた時と同じくらい素晴らしい時間を過ごした」
――日本でプレーした経験を振り返って。
「日本は私の人生の中でとても大きな部分を占めている。6年いたのか、私だけではなく家族も楽しんでいた。メジャーにいた時と同じくらい素晴らしい時間を過ごしたんだ」
――あなたのハッスルプレーはどこから?
「こう言ってはなんだが、ハッスルしないくらいならプレーしない方がいいくらいだ。私の父は大学で野球をプレーしており、ハッスルプレーをしていた。いい監督に出会い、いい選手に出会ってきた。たくさんの出会いがあり、とても幸運な男だと思っている」
――将来に向けては。
「私は66年間、プロのベースボールに関わっている。私のキャリアが終わる前に、日本へ行き、日本のみなさまと歴史を共有できたらと思っている」
――日本食はどうですか。
「好きだよ。変かもしれないが、野菜がとても美味しいと感じた。いつも質が高い状態で手に入る。あとは松阪ステーキ。名古屋だったので、とてもいい記憶を呼び戻してくれる」
――個人的なことですが、10歳の頃からのアイドルでした。このような時間をありがとうございます。
「私にとって日本での経験は尊いものであり、その経験の話ができたことは嬉しい。日本にいた時は、周りの仲間たちがいつも気遣ってくれた。とても感謝しているし運が良かった」
幻の本塁打「よく覚えてる」 NPB初現役メジャーリーガーが秘める日本愛(上)
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)