大谷を米経済紙が解剖&絶賛「最も優秀な野球選手が持つ最高の能力すべて」
「オオタニはいくつもの変化を野球にもたらしている」
「オオタニは必要であれば、それ以上を投げられる。今季、大谷は101マイルというとんでもない球を2回記録している。メジャーリーグの先発投手で100.2マイル(約161.3キロ)より速い球を投げた投手はいない」
記事でもこのように指摘。さらに、“宝刀”スプリットについても絶賛しており、7回途中まで1人の走者も出さなかった4月8日(同9日)の本拠地アスレチックス戦は「最も圧倒的な投球の1つのお披露目パーティー」だったとして、「オオタニはスプリットを33球投げた。そのうち16球で空振りを奪った。今季、オオタニのスプリットは29.4%が空振りとなっている」「現時点で、オオタニはスプリットを136球投げており、いまだにヒットを打たれていない」と、その絶大な威力をデータを用いて解説している。
もちろん、大谷の“第三の武器”についても触れている。メジャーで周囲を最も驚かせている「走」の部分だ。「オオタニの能力の幅広さがよく分かる打席」「オオタニの一番印象的なプレー」として挙げられているのが、4月12日(同13日)の敵地ロイヤルズ戦で放った三塁打。驚異的なスピードに周囲は唖然とした。
「三塁まで11.49秒で走り、三塁打となった。今季のオオタニの平均スプリント速度は28.1フィート(約8.56メートル)/秒であり、平均よりかなり速い。今季の初めに約30フィート(約9.14メートル)/秒に達し、これはメジャーリーグ屈指のスピードスターにしか超えられない速さである。オオタニはいくつもの変化を野球にもたらしているが、指名打者は足が遅いという考えも取っ払っている」
その1つ1つのプレーのたびに、目の肥えた米国のメディア、ファン、そして同じメジャーリーガーまでも驚かせてしまう大谷。「いくつもの変化を野球にもたらしている」という表現もまた、最大級の賛辞と言えるだろう。大谷の存在が、まさに野球を変え始めているのかもしれない。
(Full-Count編集部)