連覇に向けて早くも正念場? 波乗れぬ王者ホークスの苦しいチーム事情

中軸打者が喘ぐ不振…松田、デスパイネ、内川、今宮が成績低下

 この故障者続出がチームを苦しめているのは確かだが、一方で主力の多くが成績を落としていることも苦戦の要因だ。野手でいえば、柳田悠岐外野手は打率.385、中村晃外野手が打率.302と高打率を残し、上林誠知外野手、甲斐拓也捕手も昨年より数字は上昇しているものの、肝心要の中軸が打線のブレーキになっている。

 先に挙げた4選手を除くレギュラー選手の今季と昨季の成績を見てみよう。

松田宣浩
○2018
40試合143打数32安打9本塁打26打点
打率.224 出塁率.302 得点圏.289
○2017
143試合531打数140安打24本塁打71打点
打率.264 出塁率.319 得点圏.280

デスパイネ
○2018
40試合140打数29安打9本塁打26打点
打率.207 出塁率.339 得点圏.226
○2017
136試合478打数125安打35本塁打103打点
打率.262 出塁率.347 得点圏.326

内川聖一
○2018
35試合137打数31安打3本塁打13打点
打率.226 出塁率.265 得点圏.135
○2017
73試合266打数79安打12本塁打50打点
打率.297 出塁率.370 得点圏.289

今宮健太
○2018
40試合148打数31安打1本塁打6打点
打率.209 出塁率.269 得点圏.125
○2017
141試合536打数139安打14本塁打64打点
打率.264 出塁率.317 得点圏.293

千賀が離脱の先発ローテ、バンデンハークは成績不振

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