「言葉の壁を超えて楽しんでもらえた」 パが台湾でプロモーションを行う理由

台湾のダンスパフォーマンスに「プロ意識は私たちが学ぶべき点」

 北海道日本ハム・鈴木氏も、マスコットであるフレップについては「自分で情報収集できる大人よりもお子様へアプローチすることにより、今後長いスパンで考えたときに、より有益ではないかと感じ、お子様へのアプローチを増やした」と活動を振り返る。

 また楽天イーグルス・木村氏は「応援ステージの使い方、応援の盛り上げ方、応援歌の振付など得るものが多かった。応援団の方とお話しする機会を設けていただけたので気になったことをたくさん聞くことができた」と収穫を語る。

「日本とは違う応援スタイル・ファンの反応・スタジアムの雰囲気を感じたことにより、参加したメンバーのモチベーションの向上、ひいては帰国後にメンバー間での情報共有を通じてファイターズガール全体の意識向上に繋がった」と語るのは北海道日本ハムの尾暮沙織氏。「活動中における技術や意識、表情、動きの見せ方など、具体的なスキルを含めラミガールズさんから学ぶことがとても多く、とても勉強になった3日間だった」と振り返る。

 ビジネス分野では日本の球界がさまざまな面で進んでおり、LamigoGM補佐である浦韋青氏も「私たちより先を行く日本プロ野球の方々と交流させていただくことで、貴重な経験を積むことができている」という。しかし、現場でのコンテンツの見せ方においては何事にも「正解」はなく、さまざまな選択肢を持っている方がはるかによい。今回のような「相互のノウハウ共有」ができる現場交流も大事な側面であり、浦氏は「マスコットキャラクターのパフォーマンスはきめ細やかに考えられており、ファンを魅了するダンスパフォーマンスをするチアの皆さんのプロ意識は私たちが学ぶべき点」と分析している。

NPBは全球団一括のリーグビジネスなど、未開拓の部分も多い

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