西武栗山が球団安打記録更新! 入団18年目で成し遂げた偉業をデータで振り返る

打球方向は変化、若い頃は左翼、近年は右翼方向への安打が増加

 次に、安打の打球方向を見ていきたい。

内野安打:155本
中堅:508本
左翼:473本
左中間:99本
右翼:464本
右中間:108本

 左翼473本、中堅508本、右翼464本と、引っ張りや流し打ちに偏ることなく打ち分けている。左中間(99本)と右中間(108本)の安打数の差が9本というのも特徴的だ。また、高い打撃技術に加えて一定以上の脚力も備えており、通算155本の内野安打も記録している。

 年度別でも3方向にまんべんなく打ち分けているシーズンが多い。144試合中94試合で2番を務めた2010年(左翼50本、中堅61本、右翼31本)と、1番が84試合、2番が48試合だった2011年(左翼55本、中堅42本、右翼38本)は、流し打ちの傾向が強くなっていた。

 一方、昨年は左翼14本、中堅20本、右翼29本。今年は左翼10本、中堅26本、右翼39本。30代中盤から後半に差し掛かり、5番や7番を任されることが増えたここ2年は引っ張りが増加。年齢面に加えて、与えられた役割の変化が打球方向にも表れている可能性はありそうだ。

やはりホームで強し、本拠地で1試合1本以上の安打を積み重ねる

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