CS1stを勝ち上がるのはホークス?楽天? シーズン成績はほぼ互角、全25回戦を振り返る
好調な滑り出しを決めた両チーム、序盤は首位を奪い合う展開に
ソフトバンクは開幕から引き分けを挟んで5連勝、楽天も初戦こそ敗れたがその後は5連勝。スタートダッシュを決めた両チームは1位、2位を入れ替わりながら走り続けた。
【第1~3回戦:楽天生命パーク】
楽天:1勝 ソフトバンク:2勝
両軍の今季初対決は4月12日。楽天の本拠地・楽天生命パークでの3連戦だった。ゲーム差なしで始まった首位攻防戦の初戦は、新外国人・ブラッシュの先制適時打などで楽天が勝利。しかし、延長にまでもつれた2戦目をソフトバンクが取ると、3戦目は高橋礼の開幕3連勝で勝ち越しを決め、単独首位に立った。
【第4~6回戦:ヤフオクドーム】
ソフトバンク:2勝 楽天:1勝
平成が終わり、令和になった5月1日。この日に始まったソフトバンクの本拠地・ヤフオクドームでの3連戦初戦は、投打がかみ合った楽天が初戦を制した。しかし2戦目には、圧巻の投球を見せた大竹の今季初白星でソフトバンクが勝利すると、3戦目は両軍合わせて23得点の乱打戦を制し、鷹が2カード連続の勝ち越し。首位の座を譲らなかった。
【第7~8回戦:楽天生命パーク】
楽天:2勝 ソフトバンク:0勝
ここまで押され気味の楽天だったが、5月8日から始まった楽天生命パークでの2連戦初戦で劇的な勝利を挙げる。この日は序盤から7点を奪われる厳しい展開をじわじわと追い上げ、最終の9回にルーキー・辰己がプロ初のサヨナラ打。7点差をひっくり返す逆転勝利を演じると。翌日の2戦目もサヨナラゲームで勝利を収めソフトバンク相手に連勝を飾った。
【第9~11回戦:ヤフオクドーム】
ソフトバンク:0勝 楽天:3勝
5月後半、首位を走るソフトバンクに離されていた楽天が再接近する。5月31日、わずか1ゲーム差で迎えた交流戦直前のヤフオクドームでの3連戦。投手戦となった初戦を楽天が制すると、2戦目を岸の今季初勝利で飾り、単独首位を奪還。さらに3戦目は美馬の好投で楽天が3連勝。ソフトバンクはカード3連敗で、交流戦を前に首位を明け渡すことになった。