CS1stを勝ち上がるのはホークス?楽天? シーズン成績はほぼ互角、全25回戦を振り返る
激闘を繰り広げた鷹と鷲。ファーストステージのキーマンは誰に?
全25回戦を常に緊張感ある中で戦い続けた両者。「パーソル CS パ」でも、ハイレベルな戦いを見せてくれることは間違いないだろう。そんな短期決戦でのキーマンは誰になるのか、注目したい選手を紹介する。
迎え撃つソフトバンクは、キューバからやってきた助っ人3人が好相性。野手はグラシアル、デスパイネが2人合わせて12本塁打35打点と活躍が目立つ。投手はミランダが3試合に先発し、防御率1.53の好投を続けていることから、この助っ人トリオが楽天攻略のカギになるか。一方で、エースの千賀は5試合に先発、防御率2.91の好成績も、3敗を喫しているのは気になるところ。野手では主砲を期待される柳田が9月の5試合では打率.167と鳴りを潜めていたが、CSで爆発なるか。
挑戦する楽天は、美馬が7試合で3勝、防御率1.97と相性の良さを発揮する一方、則本昂が2戦2敗、防御率も8.10と不安な数字を残している。投手力が試される短期決戦で結果を出すことはできるか。打線では、銀次が2度サヨナラ打を放つなど、高打率をマーク。特にヤフオクドームでは、打率.380と当たっている。対して、主に3番に座った浅村は対戦打率.163と苦手にしている。ポストシーズンではクリーンナップの務めを果たしたいところだ。
大混戦のパ・リーグで激しい上位争いを繰り広げた両チーム。シーズンでは何度も首位に立つ場面があっただけに、優勝できなかった悔しさは拭いきれない。しかし、クライマックスシリーズでの「下克上」も十分考えられるだけに、まずは目の前のライバルとの戦いに勝たなくてはならない。そしてその先に、パ・リーグ連覇を果たした西武が待っている。