巨人坂本勇、広島菊池涼は1位になれず…データ分析から選出する最優秀守備賞は?【内野手編】
二塁手部門1位は中日・阿部、広島の名手・菊池涼は…
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二塁手部門では過去3年、菊池涼介(広島)が本企画のトップを独占してきた。しかし今季は接戦の末、中日のレギュラーに定着した阿部寿樹が1位となった。菊池は4位とやや上位陣に差をつけられる結果に終わっている。
上位に入った阿部、中村奨吾(ロッテ)、外崎修汰(西武)はいずれも打球処理で非常に優れた働きを見せていたようだ。アナリストの岡田友輔によると、中村は多くの打球を処理するという点では最も優れていたが、併殺を奪うプレーに弱みがあったようだ。結果的にはオールラウンドな阿部がより高ポイントを得た。
菊池涼はセンターへ抜ける打球に強い一方、一、二塁間の打球に対してはあまりアウトをとれていなかったようだ。かなり二塁寄りのポジショニングをとっているのかもしれない。本企画でも2016年には満票でのトップだったが、過去2年は票が割れるなどすでに絶対的な存在ではなくなっていた。浅村栄斗(楽天)や山田哲人(ヤクルト)も中位にとどまっており、二塁手の優劣の構図に大きな変化が起こっている。