高卒2年目は超一流への「分岐点」!? 松井秀、ダルビッシュ、大谷らがブレーク

オリックス山本は54試合に登板、32ホールドをマークした

〇山本由伸投手(2018年、オリックス)54試合、4勝2敗、32ホールド、1セーブ、53回、46奪三振、防御率2.89

 山本は2016年ドラフト4位と、決して多くの注目を集めてのプロ入りではなかったが、今やその才能を疑うものはいないだろう。プロ1年目の17年は2軍で8試合に登板して防御率0.27という驚異的な数字を残しながら、1軍では5試合登板で1勝1敗、防御率5.32にとどまった。しかし、翌18年に速球と鋭く落ちるフォークを武器に中継ぎとして大車輪の活躍を見せ、初のオールスターにも選出されるなど飛躍の1年に。

 翌19年に先発に再転向するとその投球はさらに切れ味を増し、シーズン初登板となった4月3日のソフトバンク戦で8回1死まで無安打投球を披露。その後も安定感抜群の投球を続け、勝ち星こそ20試合の登板で8勝ながら、防御率1.95という好成績を残した。シーズン最終登板で規定投球回も到達し、自身初タイトルとなる最優秀防御率を手にした。

 以上のように、後にMLBでも活躍した選手や、NPBにおいて大きなインパクトを残した選手たちが数多く顔をそろえる結果となった。やはり若くしてレギュラーを獲得したり、先発やリリーフとしてチームの骨格を担う存在に成長したりした選手は、往々にして長期にわたって球団を主軸として支えられるだけの才能を備えているようだ。

 今季ブレークを果たす高卒1年目、あるいは2年目の選手がいれば、その選手たちの今後の活躍にも大いに期待ができるだろう。多くの逸材がひしめくNPBにおいて、先輩たちのようにいち早く頭角を現す選手はいるか。各チームの中長期的な展望にも良い意味で影響をもたらす若き力の躍動が、2020年にも見られることに期待したい。

(「パ・リーグ インサイト」望月遼太)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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