元大洋カルロス・ポンセ氏が明かす日本への愛 尽きないスーパーカートリオへの感謝
来年に延期となった東京五輪は、野球の決勝がかつての本拠地・横浜スタジアムに
当時対戦したライバルチームの好投手のことも、脳裏に焼き付いている。「中日の郭(源治)投手、広島の川口(和久)投手など何人かいますが、ベストピッチャーと言えば、巨人の槙原(寛己)投手ですね。真っ直ぐにカーブ、フォークも素晴らしかった。ほとんど三振に取られたんじゃないかな」
タイトルを争った他球団の強打者の面々も手ごわかった。「阪神のランディ・バース選手、中日の落合(博満)選手はすごかったですね。彼らは打率を残せてパワーもある、完璧なバッターで、ピッチャーは対戦する前に本当にいろいろ考えて対策を練らなければいけませんでした」
来年に延期された東京五輪は、野球の決勝が、かつての本拠地・横浜スタジアムで行われる。「横浜で、日本が野球をどれほど愛しているかを世界に示す、絶好の機会です。エキサイティングな大会になることは間違いない」と断言。チームはホエールズからベイスターズへと様変わりし、かつてに比べて観客動員が増えており、「DeNAは横浜を最強のチームに作り変えるために、組織を拡大し、素晴らしい仕事をしました」と評する。
昨年3月には、日本向けに自身のYouTubeチャンネルを開設。「数年前にシュンスケさんという友人ができました。彼は昔から私のファンで、私のFacebookで、私が子供たちにコーチをしている投稿を見て、『YouTubeに動画をアップしたらどうですか?』と連絡をくれました。『私1人では、そこまでする時間がないんだ』と言うと、彼が手伝ってくれることになりました。私が動画を彼に送り、編集して日本語訳を付けてくれています」と明かし、「YouTubeは、日本のファンの皆さんと交流するのにとても良い方法です」と笑った。
インタビューの最後を、ポンセさんは愛してやまない日本へのメッセージで締めくくった。
「まず、長年に渡ってチームと私を応援してくださっているファンの皆さんに、感謝申し上げます。そして、ファンの皆さんだけでなく、日本の皆さん。新型コロナウイルスの感染が拡大していますので、健康と安全には十分注意してください。私の心と祈りは、常に皆さんと一緒にあります。一緒に打ち勝ちましょう! がんばれ日本!」