斉藤和巳氏、ホークスに太鼓判も日ハムが「不気味」 混セは中日に投手王国復活の予感
戦力補強に励んだ楽天とロッテに隠れて「不気味な感じがする」球団は…
大きな打撃となりそうなのは、2年目右腕・甲斐野央の故障だ。昨季はルーキーながら8回と9回を任され、日本一に貢献したが、キャンプ中に右肘を痛めて開幕は絶望となった。ソフトバンクは最近、岩嵜翔や加治屋蓮などセットアッパー経験者に故障が続いており、斉藤氏は「魔の8回」と呼ぶ。
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「ホークスは8回を投げていたピッチャーが毎年潰れている。そこは正直、考えないといけないと思いますね。甲斐野はルーキーですけど、岩嵜にしても加治屋にしても、1軍でなかなか結果が出なかったところで大抜擢されてハマった。監督やコーチが勝ちたい、使いたいのは分かりますけど、選手は『大丈夫か?』と聞かれたら『大丈夫』と答える生き物。だから、3年連続で怪我を出してしまったら、そこの責任は感じないといけないと思います」
故障者は多くても層の厚さでカバーできるであろうソフトバンク。ここへオフに大戦力補強を行ったロッテと楽天がどう絡むのか。「積極的に補強した選手がどれだけ機能するか、補強で激しくなるチーム内のポジション争いが他の選手にどう影響を与えるのか、それがチームとしてどう上手く機能していくのかが楽しみ」とする一方で、気になるのが日本ハムだという。
「他のチームよりも目立たないポジションにいる日本ハムが怖いんですよ。なんか不気味な感じがしますね。大体ノーマークの年に来るんですよ(笑)。今年一番の補強は小笠原(道大)ヘッドコーチというくらい、選手の動きは少なかった。ただ、新外国人選手たちが機能すると面白くなりそうです。3年目の清宮(幸太郎)も、ヤクルトの村上(宗隆)があれだけ活躍したから刺激になっているでしょうし、彼の能力を考えればそろそろ1軍での定着を期待したいところですね」
リーグV3を狙う西武は秋山翔吾がメジャーへ旅立ち、松坂大輔が加入。米通算282本塁打を誇るアダム・ジョーンズを加えたオリックスの奮闘にも期待したい。