三塁手のGG賞は松田か鈴木大か? セイバー指標で見るパ・リーグの守備の名手は…

左翼ではロッテの菅野、右翼では日本ハムの大田がトップ指標

【パ・リーグ】
捕手 甲斐拓也(ソフトバンク)4.1
一塁 中村晃(ソフトバンク)5.5
二塁 外崎修汰(西武)14.3
三塁 鈴木大地(楽天)3.5
遊撃 源田壮亮(西武)18.0
左翼 菅野剛士(ロッテ)9.6
中堅 柳田悠岐(ソフトバンク)3.5
右翼 大田泰示(日本ハム)15.7

 パ・リーグの中で輝くのは、やはり西武の源田壮亮の存在。各球団の遊撃手の中でも群を抜くUZR18.0を記録した。有資格者の中でリーグ2位のUZRだったのは、ソフトバンクの川瀬晃で7.5。ただ、川瀬は62試合392イニングと出場が少なく、500イニング以上を守った選手となると、オリックスの安達了一がUZR4.3で源田に次ぐ数字だった。

 外野の各ポジション別で見ると左翼はロッテの菅野剛士がUZR10.9でトップと少しばかり意外な結果に。他球団がグラシアルやスパンジェンバーグといった守備の得意でない外国人が多い点も指標を押し上げた要素か。ただ菅野は60試合404回1/3の出場にとどまっており、500イニング以上に出場している選手となれば、楽天の島内宏明の7.8がトップになる。

 外野の名手が集う中堅手で1位だったのはソフトバンクの柳田悠岐でUZRは3.5。オリックスの佐野皓大は68試合307回2/3の出場ながら、柳田と同じUZR3.5を記録した。この他にもパ・リーグは西武の金子侑司(2.4)、ロッテの荻野貴司(0.7)、楽天の辰己涼介(-1.0)ら守備に定評がある選手が揃うこともあり、UZRにそれほど大きな差はつかなかった。

 右翼は日本ハムの大田泰示が16.1でダントツ。これに続くのはロッテのマーティンのUZR2.4でその差は大きくなった。有資格者の中にはソフトバンクの上林誠知も名を連ねるが、上林は右翼での出場が295回2/3だけ。UZRは10.2を記録し、1000イニングに換算する「UZR/1000」では大田を上回る数値(34.4)になる。

一塁手ではソフトバンクの中村晃、二塁手では西武の外崎修汰が1位

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