広島&ヤクルトは大苦戦、巨人&阪神まずまず…12球団の昨季の補強を診断【セ編】
助っ人8人体制で挑んだ阪神はスアレスが守護神として活躍
【阪神】合計WAR4.1(平均0.59)
J・エドワーズ投手
23試合0勝1敗0S12H 2.38 WAR0.5
J・ガンケル投手
28試合2勝4敗0S11H 3.18 WAR0.6
R・スアレス投手
51試合3勝1敗25S8H 2.24 WAR1.7
中田賢一投手
3試合0勝2敗0S0H 7.59 WAR0.3
J・ボーア内野手
99試合329打数80安17本45点 .243 WAR0.2
J・サンズ外野手
110試合377打数97安19本64点 .257 WAR0.9
小林慶祐投手※
2試合0勝0敗0S0H 0.00 WAR-0.1
昨季は2位となった阪神。大量5人の助っ人を補強し外国人8人体制でシーズンに臨んだ。新助っ人の中でも大きかったのはスアレス。ソフトバンクから移籍した右腕は160キロ前後の真っ直ぐを武器に守護神となり、25セーブで最多セーブのタイトルを獲得した。
またエドワーズ、ガンケルの2人も成績を見れば、まずまずの内容。野手でもボーアが打率.243、17本塁打、サンズが打率.257、19本塁打と、こちらもまずまずの成績を残した。新戦力のほとんどがチームへの貢献を示す指標「WAR」で“代替可能レベル”とされる「0.0」を上回っている。
【中日】合計WAR1.9(平均0.63)
L・ゴンサレス投手
28試合0勝0敗0S4H 4.78 WAR0.5
Y・ロドリゲス投手
11試合3勝4敗0S0H 4.12 WAR1.8
M・シエラ外野手
25試合80打数18安1本7点 .225 WAR-0.4
昨季8年ぶりにAクラス入りを果たした中日の新助っ人は3人だった。ゴンサレスは28試合に登板して防御率4.78、ロドリゲスは先発として11試合に投げて3勝、防御率4.12とまずまず。シエラは25試合の出場にとどまった。
中日にはビシエドやR・マルティネス、アルモンテといった助っ人が既に在籍しており、新戦力の出番は多くなかった。それでも、ゴンサレス、ロドリゲスの2人のWARは代替可能水準は超えている。