オリ山本由伸をも上回る驚異の三振奪取力… ロッテ新人左腕の光るデータ
打者3人のうち1人から三振を奪っている鈴木昭汰
セイバーメトリクスの指標を用い分析などを行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)のデータを用いて、より詳細に見てみよう。
対戦打者数に対する奪三振割合を示す指標「K%」は規定投球回到達者の中でセ・パ両リーグダントツの36.4%を誇る。昨季パ・リーグで最多奪三振のタイトルを獲った山本が30.2%、千賀滉大投手が29.6%だった。ここから見ても、鈴木の三振奪取能力の高さを伺い知ることができる。
その一方で課題もハッキリしている。プロ初登板では6四球、その後の2試合も2つずつ四球を出しており、対戦打者に対する四球割合を示す指標「BB%」は15.2%に。これは規定到達者の中では12球団でブービー。ここが鈴木にとって改善すべきポイントと言えるだろう。
150キロを超える真っ直ぐにスライダー、シュート、チェンジアップなどを交えて打者を翻弄する鈴木。ルーキーでは楽天の早川隆久投手や日本ハムの伊藤大海投手、阪神の佐藤輝明内野手、DeNAの牧秀悟内野手らにも注目が集まるが、この左腕もまた楽しみな存在だ。
(Full-Count編集部)