大谷一問一答 1072日ぶり復活星も制球力は辛口「5点」 28日の打者出場意欲

リアル二刀流のプレッシャー「早い回で降りると連戦の真ん中だときつい」

――二刀流は早く降板する時のリスクがある。責任感やプレッシャーは。
「プレッシャーはありますね、やっぱり。4点5点初回に取られても。次の回に3点4点また取られても必ず5回投げるという気持ちは持っていきますし。別にDHを外さなくても、その気持ちが薄れるということはないですけど。外した時はチームとしてそこで早い回で降りてしまうと、なかなか今日みたいに連戦の真ん中だときついのかなと思うので。そういう意味ではプレッシャーもあるのかなと思います」

――手放しでは喜べないと話した。勝利投手で期待に応えた。
「初回良くなかったとしても、しっかりと切り替えて5回まで投げ切れるのであれば。監督としても使いやすいと思いますし。なかなか思い切って采配にいけない部分が、もしかしたら初回、2回くらいで降りていたらあるかもしれないので、そういう意味では5回以上、投げられたのは良かった」

――本塁打トップの選手の先発はベーブ・ルース以来。改めてルースと比べることについて。
「嬉しいは嬉しいですね。やっぱり。そういう選手を引き合いに出してもらえるのはすごい嬉しいことだと思いますし。まだ開幕してそんなに立っていないので、どういう感じで、必ず好不調あると思うので。なるべく維持できるように、もっと良くなるように、練習していきたいなと思います」

――1072日ぶり勝利。右肘の手術を経てここまできた。
「前回その前も内容的には良くなかったですけど。結果的には抑えてはいたので、勝ち星はないよりあった方が次に投げる時に気持ち的にも違うと思いますし。なかなか去年までは難しかったところではありますけど、そういう意味では今日みたいな投球でも白星が付くか、付かないかでは違うかなと思います」

――手術を経て、マウンドで勝てた。
「速球派の投手をやっているなら、ある程度、怪我をするというのは前からもちろん覚悟していました。そういう意味では怪我をした後、リハビリも長かったですけど、気持ちを切らすことなくやってこれたので。そこはトレーナーの人もそうですし、手術してくれたお医者さんもそうですし。そこがすごく大きかったかなと思います」

――100年前のルースも5回4失点で白星を挙げた。
「その時代ももちろん生きていないのでちょっと分からないですけど。望むなら5回無失点とか6回無失点とか僕は目指してやっているので。偶然は偶然として。もっともっと良くなるようにやりたいなと思います」

――利益をもたらせる選手。自信の1つになったか。
「1試合で何かが変わることはもちろんないので。何事も積み重ねですし、1試合1試合、翔平が出ているゲームは勝ちになるゲームが多いなと思ってもらえるように。そういう仕事が、1打席でも1イニングでもできるようにやっていきたいなと思います」

(Full-Count編集部)

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