元ハム&燕の今浪隆博氏がスポーツメンタルコーチを目指した訳 「今の僕なら…」
今浪さんは現役時に甲状腺機能低下症を患い、同時にうつ病を抱えながらプレーした
今浪さんは引退後、企業の軟式チームの監督をする傍ら、スポーツメンタルコーチとして活動している。
「メンタルって言葉ってすごく広くて、他人が感じている『メンタル』とは全然違ったニュアンスがあったりする。そういういろいろな悩みを抱えている方をサポートする仕事をしています。僕は現役の時に甲状腺機能低下症という病気を患ってしまい、同時にうつ病を抱えながらプレーしていたという経験がありました」
さらに「なんとかして負のスパイラルから脱却しなくては」と、メンタルトレーナー、スピリチュアルな人物、神様、色々な人に助けを求めに行った経験を明かした。
「助かりたかったし、プレーに集中したかった。でも僕は、自分を助けてくれる人に出会うことができなかったし、途中からもう疲れてしまって、自分が助かることすら諦めていました。当時、僕のような元プロアスリートのメンタルトレーナーがいたら会いに行っていると思うし、今の僕だったら、サポートすることができたんじゃないかな。メンタルや故障で苦しんでいる人をサポートしてあげたいという思いから、今の仕事をしています」と晴れやかな表情で語ってくれた。