「できることも見えてきた」 担当者に聞く、コロナ禍での楽天「FANS’ MATCH」

今季から始まった新サービス「わしほーだい」の現状

「FANS’ MATCH」の取材のなかで、球団の時流に対応する“柔軟性”を感じた。今季から他球団に先駆けて導入したサブスクリプションサービス「わしほーだい」もそのひとつ。山本さんの言葉を借りると「わしほーだい」で配信するコンテンツは「楽天イーグルスをさらに深く日常のなかで楽しみたい方向け」のもの。もうすでに多くのファンが利用しているかと思うが、多様化する観戦スタイルに合わせて、シーズン中に“柔軟なアップグレード”が可能なサービスとなっている。

 また、ほかにも子ども向けの「わしほーだいKIDS」では、毎月1枚観戦チケットをプレゼント。ディープな野球ファンに向けては、現在戦略室に在籍する楽天OBの戸村健次氏が「チームの状況分析」から「投球講座」など、「より楽天イーグルスを深く知れる」コラムを執筆している。「“サブスク”と聞くと動画サービスのみを連想するが、“楽天イーグルスを楽しむ”月額コンテンツとして幅広く捉えてほしい」と山本さんは話す。

 今後は試合中継の「マルチアングル配信」も正式に「わしほーだい」のコンテンツとして導入を開始予定とのこと。山本さんは「まだ手探り状態で模索している」としたものの、その内容はすでに進化を見せ始めていた。

次回は6月10日の中日戦で開催予定「安心・安全なスタジアムづくりを」

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