子どもに努力を続けさせるには? レッド吉田さんが息子との朝練で実践する“意識づけ”

朝練開始から1週間が過ぎて見えた息子の変化

 不機嫌なまま身の入っていない練習をする。でも、今はそれでいいです。習慣付けして、練習しないと気持ち悪くなるくらいまで持っていくことができれば、おのずと自分からスイッチが入る――。そう信じて1週間続けました。そうすると、息子は調子のいい時、先に起きてきて僕に「練習行くよ」と言ってくるようになりました。

 前日に寝るのが遅くなると、早起きできなくなることがあります。そういう日は「きょうは20分もやらなくていいからやろう」と声をかけます。少しでも自分がやったという成功体験を植え付けるのが大事だと思っています。

 長男や次男の時は、朝練をするとしても「走って来いよ」と言って終わっていました。結局やるのは本人なので、「自分で練習しろよ」、「自分で考えろよ」と。でも、それは違うと感じました。僕も一緒に練習することが大切なんだなと思います。

 昔は自分を犠牲にしたくない気持ちがありました。息子が自分でやらないとダメというのが、僕にとっての言い訳でした。ランニングもそろそろ始める予定ですが、習慣化するまでは一緒に走って背中を見せるつもりです。仕事で夜が遅くなってしまっても、朝起きないのは言い訳でしかありませんし、息子と体を動かすのが生きがいになってきています。

父が練習方法も考案、トラックの荷台用ロープを購入し…

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