「勝ち抜くイメージは描けている」井口監督がCSのキーマンに挙げた投手とは
6日から始まるCSのキーマンは…「佐々木朗希です」
3日には鳥谷(敬)が引退会見をしました。マリーンズで過ごした時間は2年ですが、僕は現役時代から一緒に自主トレをするなど交流があり、選手としても人間としても一目置く存在です。昨年は監督・コーチと選手を繋ぐパイプ役のような役目を果たしてくれました。決して口数が多い方ではありませんが、しっかりと姿と行動で見せてくれた。実績ある選手が元気に声を出して練習をしたり、誰よりも多い練習量をこなしたり、手本のような存在でした。今年は交流戦明けくらいからファームでしたが、いつファームに行っても変わらず声を出しながら練習をしていた。若い選手にとって一緒に過ごした時間は大きな財産になったと思います。
CSのキーマンは、初戦に先発する佐々木朗希です。シーズン後半は先発しては抹消の繰り返しでしたが、次第に週1回の先発ペースにも慣れ、かなりの安定感を見せてくれました。求めるものが非常に高く、本人も本当にいろいろと勉強している。登板したら反省点を見つけ、修正して次回マウンドへ向かう。この繰り返しで長いイニングも投げられるようになりました。7回、8回まで投げられたことは、深い自信になっているでしょう。来年はローテを1年守り抜いて、最多勝や沢村賞を狙える投球を見せてほしいところですが、まずは6日にどういうスタートを切ってくれるのか。
さあ、やり返す時間がやってきました。シーズンの悔しさを晴らせるように、チーム一丸となって日本一をつかみ取ります!
(佐藤直子 / Naoko Sato)