阪神・梅野隆太郎、残留決断の真実と本音 鳥谷、能見らから受け継ぐ“引き出し”
五輪やオールスター…捕手として積み上げてきたもの
(手にしているものは)キャッチャーとして積み上げてきたものです。球団の現役捕手の中でも最多出場で、いいも悪いも一番経験しています。もちろん悔しいことばかりですが優勝して結果が出たときにそれも晴れるんだと思います。昨季は130試合に出場しましたが“正捕手”と言われるまでにもちろん苦労もしてきましたし、すんなりきたわけではありません。
2年目、3年目のファーム生活を経てそこで学こともありました。順調にきたわけじゃないからこそ得たこともあるということを伝えたいという気持ちもあります。スムーズにいかない時期があったからこそ今があり、その中でチャンスを掴んだからこそオールスターやオリンピックといった大きな舞台を経験することもできたと思っています。そういったところにいいプライドをもって戦っていかないといけないなと思っています。
こういう立ち位置になったからこそ、チームのケツを叩くような役割も必要だと思っています。成績が悪いからと落ち込んでいる選手もいるだろうし、そういう時に色々話すことでみんなの力になりたいというのはありますね。自分自身も正直落ち込むこともありますし、それでも戦っている以上はチームの力になりたい。若い選手が多いのでいい意味で自分がケツを叩いていければもっともっとチームは上昇していくんじゃないかなと。