開幕デビューも「悔しかった」即2軍へ DeNAドラ4三浦を奮い立たせる阪神右腕の存在
阪神の防御率1点台右腕・浜地は福岡大大濠高時代の1学年先輩
福岡大大濠高3年時には清宮幸太郎内野手(日本ハム)、中村奨成捕手(広島)らとともに侍ジャパンU18代表としてワールドカップに出場して3位。法大を経て、プロの門をたたいた。当時のU18代表はプロに進んだ選手も多く、仲間たちから刺激を受ける日々。だが三浦にとって、最も自分を奮い立たせてくれる人がいる。
それは高校の1学年先輩だった浜地真澄投手(阪神)だ。「高校の時からたくさん喋ってもらいましたし、僕が大学に行ってからもご飯に連れて行っていただいたりしていました。同じ舞台に来て浜地さんの凄さを痛感して、もっともっと頑張ろうと思えるようになりました」。高卒でプロ入りした先輩は、3年目だった2019年に1軍デビューして21試合に登板。今季は前半戦までで30試合に投げ防御率1.27とチームに欠かせない「勝利の方程式」の一角となっている。
そんな三浦は驚異の身体能力の持ち主でもある。大きな故障とは縁遠い体は保育園時代からつくられた。体操クラブに通っていことで習得したバック転は「体力が続く限りは」連続で回れるのだという。柔軟性もあわせ持ち、ブリッジの状態から体を反転させて下向きに、再び反転させてブリッジの状態に戻ることができる。これは山本由伸(オリックス)も取り入れている運動だ。