「だいたい胸の辺り」はNG 阪神の中継ぎエースが伝授、制球力を上げるキャッチボール
阪神・岩崎優投手が野球教室参加 キャッチボールの心得を説く
東京五輪で日の丸を背負った、日本を代表する中継ぎ左腕の土台は、キャッチボールでつくられている。阪神の岩崎優投手が29日、地元・静岡市で開催された「静岡県人会の野球教室」に参加。制球力をアップさせる方法として、「ピンポイントで投げるキャッチボール」を少年野球の子どもたちに伝えた。
野球教室の終盤、岩崎は小学6年生を中心とした参加者を集めた。キャッチボールには、野球がうまくなる要素が詰まっていると教えるためだった。
「キャッチボールは毎回やる練習で、何球も投げます。どんな意識で取り組むかで差が付きます」
岩崎は今季、57試合に登板して防御率1.96の好成績を残した。四球の数は、計55回を投げて10個とコントロールも安定。試合終盤の僅差の場面を任される役割から、1球の制球ミスが勝敗に直結する。キャッチボールの1球を大切にする考え方が、試合での投球につながるという。